

シルエットリフト・ケーブルリフト・脂肪注入の3つの組み合わせ治療を行ったモニター画像を供覧します。
シルエットリフトやケーブルリフト(ケーブルスーチャー)は、糸を使ったフェイスリフト手術で、以下のような特徴があります。
シルエットリフト
・・・手術用糸にコーンと呼ばれる突起が多数付いています。この糸を口元や頬からコメカミに向けて数本、皮下組織の深さで通糸します。突起が皮下組織に引っ掛かかるので、これを利用して頬や口元のたるみをコメカミ方向に引き上げて、その位置でコメカミ内部の丈夫な部分(側頭筋膜)に結ぶことにより、当面の間、たるみが落ちてこないようにキープできます。法令線を浅くしたり、口の両脇のふくらみ(マリオネットライン)を浅くしたり、だぶついた頬下から顎のフェイスラインをシャープに整えるのに効果的です。
ケーブルリフト(ケーブルスーチャー)
・・・手術用糸にゴアテックスという人工血管に用いられる素材のパットが付いており、これを法令線からコメカミに向けて、(皮下組織より深い)頬の脂肪層に通糸します。パットで頬上部の皮下脂肪(メーラーファット)を抱え込むようにしてコメカミ方向に引き上げて、その位置でコメカミ内部の丈夫な部分(側頭筋膜)に結ぶことにより、当面の間、メーラーファットが落ちてこないようにキープできます。これにより頬高の若々しいフェイスラインを作り出す効果があります。
ここまで理解していただいたことろで、モニター画像をご覧ください。
もともとたるみが軽度の患者様で、一見効果が分かりにくいかもしれませんが、手術前と手術後の顔の立体感(凹で影になっている部分と、凸で光があたっている部分)とフェイスラインに注目して比較してみてください。
最後に図示してご説明します。

頬中央部分の逆三角形の黄色い部分が頬の皮下脂肪(メーラーファット)です。
これを抱え込むように引き上げるのが、赤点線のケーブルリフトです。コメカミの緑線は皮膚切開ラインで、この内部の側頭筋膜に縫合固定します。
手術前と手術後のメーラファットの位置の変化にお気づきですか?
また、手術前と手術後の頬上部のフェイスラインをピンク色の線で示しましたが、こうするとケーブルリフトの効果が分かりやすいかと思います。
この患者様の場合、メーラーファットを引き上げても、下まぶたの内側のくぼみが残ると予測されたので、この部分(*)に脂肪注入術を行っています。注入する脂肪は太ももや下腹部などから、少量の脂肪を吸引して準備します。脂肪は注入した量の半分程度が半永久的に定着するので、一度注入しておけば長期間効果が持続します。
口元の膨らみや頬下?顎のフェイスラインのだぶつきは、皮下組織内に通糸したシルエットリフト(白点線)で引き上げて、ケーブルリフトと同じくコメカミの側頭筋膜に縫合固定しています。
手術前と手術後の頬顎のフェイスラインを黄色い線で示しましたが、こうするとシルエットリフトの効果が分かりやすいかと思います。


