術前 術後
術前 術後
一言でフェイスリフトと言っても、皮膚の剥離範囲や筋膜の剥離範囲、縫合する際の引き上げ方や方向まで、ひとつひとつのエッセンスがとても重要な奥の深い手術です。
少しの皮膚の引き方や引く位置の間違いで、耳たぶが引っ張られたようになったり、皮膚がよれたりしてしまうため、そのようなリスクを回避するために剥離範囲を狭くしてしまい、結果的にはリフト効果が期待値ほどにならなかったり、一時的には引きあがったけれど、数か月?1年くらいで戻ってきてしまったという他院術後のご相談も、近年大変多くなっています。
とはいえ、長期的に効果のあるちゃんとしたフェイスリフトの手術を行った後は、少なからず腫れなどのダウンタイムがあるのがこれまでのフェイスリフトでした。
百澤医師の行うフェイスリフト手術も、通常は皮膚の剥離とSMASと呼ばれる顔面の浅筋膜を必要で安全な範囲で剥離しリフトアップする方法で行いますが、患者様のご希望条件やお休みできる期間などを伺ったうえで、皮膚の剥離プラスSMAS浅筋膜に直接糸をかけ引き上げる方法(MACSリフト)での手術も行っています。
MACSリフトの場合、SMAS浅筋膜を大きく剥離し引き上げる必要がないので、剥離範囲が小さいのに最大限SMAS法と同じくらいの長期効果的な若返り治療が可能になりました。
現在、この手術対応が可能で、解剖学的見地から安全かつ効果的なフェイスリフトを行える医師は、国内でも限られています。
使用する糸は、数か月かけてゆっくり溶けるものを使用しますが、手術時に剥がしている創傷面と創傷面がくっついた状態で治るため、術直後の引き上がりを維持したまま留まるということになり、患者様にとっても術後の負担は少なく非常に効果の高い、一石二鳥の喜ばれる手術方法として研究が進みました。